偶然と記憶は赴くままに
宮崎勇次郎展
2021年6月14日(月)~6月27日(日)
10:00~18:00(最終日17:00まで)
「2ヶ月=2分」
代田橋のモンブラン屋に向かう途中、池袋にあるLampのパンケーキにはデパートの屋上に植物園があります。そこで私はパキポニウムという植物を買い、秋川の渓流で鮎を釣り、写真には私の笑顔と天井の低い鍾乳洞でおじいさんが頭をぶつけそうになっています。横浜美術館のインドの作家の作品は、コンビニの紫色のラベルのお茶で、黄金町の安い焼肉屋はまだ返信がありません。神奈川の小学生と書いた壁画と加藤会長の息子さんはシュウマイ弁当のようで、富士吉田の神社の下に流れる川は、そこにしか売っていないインクを買いました。ご自慢の焼きそばはポールスミスのソックスでした、いや化粧水で耳まで柔らかい食パンかもしれません。本当は猫なのかもしれません。夜空に打ち上げられる花火はとても綺麗です。
これは私のある2ヶ月を2分間という時間で書いた、アンドレ・ブルトンによる自動記述を参照した文章です。一見して何の意味もない文章のようですが、私にとって、また見る人によっては意味のあるものかもしれません。 それぞれの立場や視点によって変化する正解。何が正しいのか曖昧な現在、無意識や意識下の世界を反映して出来上がった作品から、私は現実を見直すことが出来るのではないかと試みています。
■イベント
「トークイベント」
日時 6月27日(日)14:00−
会場 ギャラリー彩光舎
「ルーツを探る」をテーマに宮崎自身が作品について解説
関連イベント 「東京造形大学進学相談会」 事前予約制
日時 6月27日(日)10:00−
会場 彩光舎美術研究所石膏室
進学相談会では、入学試験の参考作品の展示や、東京造形大学教職員による個別相談、各種資料(大学案内、入試ガイド・入試問題集、専攻領域ごとのパンフレットなど)の配布を行っています。
*電話もしくはメールでお申し込みください。
■電話受付 048-824-2522(受付時間:全日9:00-19:00)
■e-mail受付 saikosha@fine.ocn.ne.jp
タイトルに「東京造形大学進学相談会申込」と入力し、メール本文に氏名・学校名・学年・住所・電話番号・を入力し送信してください。
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*新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、状況により予定が変更、入場制限を設ける可能性があります。変更あり次第webサイト等でご案内いたします。
宮崎勇次郎 Yujiro Miyazaki
1977 大分県生まれ、東京都在住
2002 東京造形大学研究科(絵画)修了
2002−2016 株式会社アリカ(ゲーム制作会社で背景デザインを担当)
2016− 東京造形大学造形学部絵画専攻領域准教授
主な展覧会
2012 七問 -現代日本の若手アーティストたち 上海華氏画廊(上海)
2013「Look East! -Japanese Contemporary Art-」 ギルマンバラックス(シンガポール)
2015 おおいたトイレンナーレ(大分)
2017 アートなぞなぞ 静岡県立美術館(静岡)
2018 国民文化祭おおいた2018 アートプラザ(大分)
2019 もの・かたり-手繰りよせることばを超えて- 代官山ヒルサイドフォーラム(東京)
2020 ブレイク前夜展 代官山ヒルサイドフォーラム(東京)
受賞
2005 トーキョーワンダーウォール 大賞受賞
2007 アートブラザー大分受賞
パブリックコレクション
大分市美術館
ギャラリー彩光舎はさいたま市浦和のアートギャラリーです。
明るく開放的な空間。どなたでもお気軽に展覧会ができるアートスペースとして多くの皆様にご利用いただいております。
絵画、工芸、書、写真、現代アートの個展グループ展を開催しています。